Christmas of the Light

光のクリスマス

冬の暗闇に、子どもたちが光を灯してくれますように。

そして、どうかこの世界と、私たちの心の闇に、

光を灯し続ける大人へと成長していってほしい。


そのような願いと象徴から、

「光のクリスマス」は始まりました。

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ヨーロッパでは、夏至や冬至、また春分や秋分は、

自然に宿る神性を強く感じる、非常に大切な時と考えられています。

そしてそれは、私たち一人ひとりの人生にも、

映し出されているのです。


冬至は、古代の儀式と思想において、

始まりへと入っていくための節目の時とされてきました。

母なる大地は一年で最も深い静けさへと身を委ね、

その静けさのただ中で、光は再び蘇り始めます。


神秘的な伝統によれば、この時、魂は

新たな輝きへとつながる糸を受け取り、

新しい年の道すじが、目には見えない微かな領域において、

静かに敷かれていきます。


暗闇に、息を吹き込んでください。

その奥で、光が起こり始めていることを感じてください。


ここは、終わりがより大きな循環の中へと溶け込み、

これから始まろうとする、

より高い次元のサークルへと移行していく「敷居」です。


後の時代に、この光は

世界に愛の大切さを教えた、イエス・キリストの誕生と重ねられ、

彩り豊かなクリスマスの文化へと発展してゆきました。


北半球のキリスト教圏、特にヨーロッパでは、

クリスマスの4週間前から始まるアドヴェントの期間からクリスマスまで、

この暗闇と新しく生まれる光に深く意識を向けながら、

日々を過ごしていきます。


‘Within our darkest night,

you kindle the fire that never dies away.’

最も暗く、闇に包まれた私たちの夜に、

あなたは炎をともします。

決して消えることのない炎を。

――「テゼの祈り」より


静けさの中で生まれる光は、

命が断絶ではなく、連なりの中にあること、

そして愛と慈しみを通して、

人間性は成熟し、開かれていくことを、

私たちに静かに語りかけます。

小林洋子